いつもありがとうございます!
with kids service 千葉です。
今回は、子供の話を聴くシリーズ
〈vol.3 非言語メッセージを聴く〉
非言語メッセージとは
言葉以外のメッセージでのことで
例えば、表情や声のトーン、
視線や仕草などです。
実は、人は会話をするとき
言葉よりも相手の表情や態度から
多くの情報を得ているんだそうです。
特に、会話の相手が
まだ言葉の発達が未熟な子供の場合には
非言語メッセージを頻繁に使いながら
話をすることが多いですね。
自分の気持ちが
うまく言葉にできなかったり
相手の注意を引こうと
思ってもいない言葉を発したり
子供達の心と言葉は
一致していないこともよくあります。
非言語メッセージは
無意識のうちに発生するものなので
本人の感情が自然と
表情や仕草に表れてくるもの。
これらは子供が心の奥に秘めている
本当の気持ちを知るための
重要な手がかりになります。
子供の発する言葉だけでなく
非言語メッセージを上手に受け取ることで
子供の心に寄り添うことができますよ!
非言語メッセージの例を
いくつか紹介しますね♪
顔を触る
子供が話しながら顔を触るのは
自分の感情を隠したいときに
よく見られる仕草です。
まだ感情を表す準備が
できていないのかもしれませんので
尋問のような質問は避けるのがベスト。
指をいじる
これは退屈しているサインです。
会話に飽きてしまったのか、あるいは
話すことがうまく見つからないのかも。
“それでどう思ったの?”
“どうしてそう思ったの?”など
会話を続けられるような質問を
投げかけてみましょう。
まばたきが多い
相手が少し緊張気味なときには
まばたきが多くなります。
もしかして怖い顔で
相手の話を聞いていませんか?
話しやすい雰囲気かどうかは
聞き手(親)の表情も重要なポイント。
子供が身構えてしまわないよう
柔らかい表情を心掛けると◎
斜め上を頻繁に見る
これは何かを思い出そうとしているときに
よく見られる仕草で
大人同士の会話でもありますね。
こんなときには、子供の話が途切れても
口を挟まずに出てくる言葉を
ゆっくり待ってあげるといいですよ♪
怒ったような大きい声
大きな声には防御の姿勢が表れています。
責められていると感じたり
恐怖を感じたりすると
反射的に大声で反発します。
“大声を出さないで!”と叱ってしまうと
返って不安を煽ることに…。
“そうなんだね”、“うんうん”など
簡単な相槌を打って
責めるつもりはないというポーズを
とってみるといいですよ。
沈黙する
沈黙には【思案中・休止・拒絶】の
3つの意味合いがあります。
言葉を捜しているときの沈黙、
自分の感情を鎮めたり
話し疲れたときの沈黙は
子供のペースを合わせて
ゆっくり聴いてあげましょう。
子供がそれ以上話したくないと
感じているときや
抗議の意味を含む沈黙が生じた場合は
無理に会話を続けずに
“また別の日に話そうか”と
一旦会話を中断するのもいいでしょう。
体の距離
聞き手(親)から離れたところに座ったり
移動したりする場合には
心を開いている状態とは言えませんね。
そんなときは、無理に近づいたり
近くに座らせたりせず
そのままの距離感で話を聴きましょう。
少しずつ心がコチラに向いてくるのを
待ってあげるのが大切です。
いかがでしたか?
非言語メッセージが
子供とのコミュニケーションの中で
大切な役割を果たしているということが
ざっくりお分かりいただけたでしょうか。
非言語メッセージのパターンと
意味を知っておくと
その分、子供の本当の気持ちに
寄り添うことができますよね♪
ここで紹介したのは、ほんの一部。
また別の機会に
他の非言語メッセージについても
紹介していければと思っています!
end